ガムで口腔機能を高めるのって、以前からありましたよね?

こんな記事を見つけましたが、咀嚼によって口腔機能を高めて誤嚥性肺炎を防ぐとか、ほうれい線を予防とか何だかんだは昔から言われてますもんね。
だからパタカラ体操とか、特に高齢者はやってもらったりしてますよね。
歯科医師の先生ほどの知識はありませんが、色々学んでる他の歯科衛生士さんほどの知識もありませんが、イチ歯科衛生士として、もそもそしゃべります。
ガムを噛んで介護費が下がる?ロッテさんの推計に思うこと。
※この記事は歯科衛生士としての現場目線を込めて書いています。

最近Yahoo!ニュースで流れてきた話題、皆さんもご覧になりましたか?
ロッテさんが「ガムを噛んで咀嚼機能を上げると、介護費用が年間約○億円下がる」という推計を出したというもの。
また出ましたね。
咀嚼を良くして口腔機能を上げると健康になるって──
いや、
私たち現場の歯科医師・歯科衛生士からしたら「前からやってます!」ですね。
咀嚼が全身に及ぼす影響なんて、研究も山ほどあるし、予防歯科でも口腔機能訓練でも、ずーーーーっと昔から言い続けてる。
でも、こうやって大手企業さんが「推計出しました」「数値化しました」と発表すると、急に世の中がザワッとなってヤフーニュースにもなる。ニュースの話題がないわけではないでしょうけど。
(悪く言ってるわけではなくて)
■ 今さら感はあるけれど、でも“数値化”はやっぱり強い

ロッテさんの記事を読んで私が思ったのは、
「“数字としてお知らせ”って皆さんが具体的に分かりやすい可視化」
という感覚でした。
私たち医療者は、
「咀嚼=脳の活性化、認知症予防、唾液分泌による自浄作用、誤嚥予防、栄養」
勉強しますし、知ってます。
でも一般の方には、
数字で示されるとグッと来る。
「何となく良さそう」じゃなくて
「数百億円節約できます!」とか言われたら、そりゃ分かりやすい。
たぶん、今回取り上げられたのも
ロッテさんがしっかり“推計”という形にしたから。
メディアが取り上げやすい。ページビューも多いだろう、健康関係の記事だしということですね。
■ 研究を続けてくれている企業には本当に感謝

こういう研究を企業が長年続けてくれるのは、本当にありがたいこと。
ガムを使った咀嚼研究なんて、一般の大学研究機関だけではきっと予算が足りないんですよ。
だから、民間企業がこうして継続して数字を出してくれるのは、業界にとってもプラス。
■ 現場ではもうずっと続けてる

こういうお口の体操だとかはずっと昔から言っています。
我々は。
- 咀嚼は健康の基本
- 噛むことで口腔機能が発達
- 誤嚥を防ぎ
- 認知症リスクにも関わり
- 食べる力=生きる力
もう100万回以上くらい伝えてる。
それでも、現場に落とし込まれるまでには
10年単位の時間がかかる。
医療ってそういう世界なんですね。
だからこそ、
“数値化されたデータを行政が拾ってくれるかどうか”
なんですよね。
■ 介護施設のアクティビティに「咀嚼訓練」を義務化したらどう?

私は思うんです。
介護施設のアクティビティ、全部咀嚼訓練入れたらいいのに!!
・口腔体操
・ガム咀嚼
・風船膨らまし
・パタカラ体操
・舌トレ
・コップの水ストローぶくぶく体操
運動機能維持のプログラムはあるのに、
口腔機能はどの程度やってるんでしょう。
“食べる力”が落ちるのはよっぽど命に関わるでしょ。
ガムを噛むだけで認知機能や介護費に関係してくるなら、
むしろ積極的に取り入れてほしい。
費用は国が負担で。
■ 顎未発達の小児にも同じこと言えるよね

いま増えているのが
顎が小さい・発育不良の子どもたち。
柔らかい食べ物ばかり、
姿勢が悪い、
口呼吸、
スマホ首……
そりゃ発達しないよね、という悲しい現実。
そこで私は考えるんです。
顎未発達と診断されたら、訪問歯科衛生士を派遣して、
個別の口腔機能訓練を義務化したらどう?
費用は国が負担で。
食べ方、姿勢、噛む力、舌の使い方。
放っておいたら将来、
・歯列不正
・睡眠時無呼吸
・集中力低下
・口呼吸による免疫低下
につながるのに。
口腔機能って、本当は“人生レベル”の問題なんですよ。
■ でも現実は……「予算がない」

大人の介護も、子どもの発達支援も、
結局は予算が少ない。
- やりたい
- 分かってる
- 必要なのも知ってる
でも、
行政が動くのには時間がかかるし、
予算を作るのにも時間がかかる。
現場はもうとっくに限界なのに、
制度が追いつくのはいつも何年後?
■ いっそレシートでも送ったら支給されないかな?(本音)

私は最近、冗談半分で思うんです。
咀嚼ガムを買ったレシートや、
咀嚼訓練に使ったツールの領収書を、
WHO日本支部に送ったら経費で負担してくれないかなって。
もしくは、
「国民健康ガム支給制度」
とかあったら良くないですか?
だってそれで介護費が下がるなら、
国にとってもプラスなんだから。
投資としてアリでしょ!!
■ こんなことを好き放題考えてる私です

でも結局、現場は動きながら考えるしかない。
制度を待っていたら現場で起こることに追いつかない。
私は歯科衛生士として現場に立ちながら、
採用支援・SNS運用・GBP運用代行もしています。
訪問歯科をやりたい医院さん、
人材不足で悩んでいる先生、
採用やSNSに力を入れたいクリニックなど、
お気軽にご相談ください。
あなたの医院の「声」を必要な人に届けるお手伝いをします。
■ 最後に

ロッテさん、研究と可視化をありがとう。ございます。
これをきっかけに、咀嚼と口腔機能の大切さが
もっともっと社会に広まりますように。
そして、
できれば“数字化だけで終わらず”、
現場に届く仕組みにしていけたら……と願っています。
私も現場と医療者の橋渡しができるように、
日々発信していきますね。

