介護で歯磨き嫌がる高齢者への対応法
介護の現場で、
「歯磨きを嫌がる高齢者」への対応に悩んだことはありませんか?
認知症などの影響で、
・お口を開けてくれない
・歯ブラシを見ただけで拒否される
・怒ってしまう
こうした場面は、介護では決して珍しくありません。

歯磨き嫌がる=わがまま、ではない
まず大切なのは、
歯磨きを嫌がるのには必ず理由があるということ。
・何をされるかわからない不安
・過去に痛い思いをした記憶
・口の中が実際に痛い
・疲れている、気分が乗らない
介護で歯磨き嫌がる場面は、
「性格」ではなく「状態」だと私は考えています。
実際に試してきた対策いろいろ
私は訪問歯科や介護の現場で、
歯磨きを嫌がる高齢者の方と、たくさん向き合ってきました。
その中で、実際に効果があった方法を紹介します。
美空ひばりさんの曲をかける

認知症の方でも、
昔好きだった歌は覚えていることが多いです。
美空ひばりさんの曲を流して、
一緒に歌いながら、リズムに乗って歯磨き。
「歯磨き」ではなく
「歌う時間」にすり替えるのがポイント。
いきなり歯磨きしない
最初から歯ブラシは出しません。
・肩もみ
・お顔のマッサージ
・世間話
まずは触れられることに慣れてもらう。
これだけで、表情がやわらぐ方は本当に多いです。

手を握って、正直にお願いする
私はよく、こう言います。
「いつもやってくれてるじゃないですかー」
「今日もお願いします!」

命令ではなく、懇願です。
介護の現場では、
お願いされると応えてくれる方が、実はとても多い。
見るだけ、という選択肢
どうしても拒否が強いときは、こう言います。
「今日はお具合悪いですかー?」
「じゃあ、先生に伝えないといけないので、
お口の中見るだけさせてくださーい」
歯磨きではなく、
“確認”に目的を変える。
すると、意外と開けてくれることがあります。
どうしてもダメなら、無理しない
ここが一番大事です。
・今日はやらないで後日にする
・時間をずらしてまた声をかける
無理にやらない。
歯磨き嫌がる高齢者に無理をすると、
次からもっと拒否が強くなります。
介護では「引く勇気」も専門性です。
歯磨きは信頼関係の上に成り立つ
介護での歯磨きは、
技術よりも人と人の関係が大きく影響します。
うまくいかなかった日があっても、
それは失敗ではありません。
オンライン介護口腔ケアサポートしています

私は、
介護で歯磨き嫌がる対応に悩む方へ
オンライン介護口腔ケアサポートを行っています。
・声かけの仕方
・歯磨きのタイミング
・無理をしない判断 などなど
お悩みを一緒に考えます。
最後に
介護で歯磨き嫌がる高齢者に向き合うのは、
本当にエネルギーがいります。
でも、
「やらせる」ではなく
「寄り添う」に変えると、
景色が変わります。
一人で抱え込まないでください。
力を抜いて、気軽に声をかけてくださいね。
