100歳近い男性との出会いが教えてくれた「学び続ける力」──歯科衛生士として、そして採用支援者として思うこと
口腔ケアの現場で出会った“学び続ける人”
私は、歯科衛生士として高齢者施設に口腔ケアに伺うことがあります。
ある日、担当していた一人の男性との出会いが、良い経験になりました。
その方はもう100歳に近いご高齢でしたが、若い頃は電気関係の研究をされていたそうです。
なんと論文まで発表されていて、お部屋には英語で書かれたその論文が大切に保管されていました。
「すごいですね」と声をかけると、照れくさそうに笑いながら、
「昔はね、大学で研究してたけど、その後は工場を始めたんですよ」と語ってくださいました。
英語で口腔体操!?驚きと感動のひととき
私はいつも、口腔ケアと合わせて「口腔体操」を行っています。
「パ・タ・カ・ラ体操」など、口を動かして発音することで、
嚥下機能を保って最後までご自分のお口で食べて嚥下していただくことが目的です。
その日は、英語が得意と伺っていたので、少し工夫をして
『ハンプティ・ダンプティ』の詩を印刷して持っていきました。

お渡しすると、おじいさまは嬉しそうに紙を手に取り、
すぐにスラスラと英語で読み始めたのです。
もうすぐ100歳になられるとは思えないほど、発音も滑らかで、意味も理解しておられました。

「これは言葉遊びかな?」
と笑顔で尋ねられたとき、私は胸が熱くなりました。
若いころにアメリカで学んだ努力の証
「どうしてそんなに英語ができるんですか?」とお聞きすると、
彼はこう答えました。
「若いころ、研究仲間にアメリカへ連れて行かれたんですよ。
でも、全然話せなくてね。だから、必死で勉強したんです。」
その言葉を聞いて、私は心の底から尊敬の念を抱きました。
人は、どんな年齢になっても学び続けることができる。
そして、努力すればきっと身につく。
そう感じた瞬間でした。
「次に学ぶなら、生物を学びたい」
その方は今、車椅子での生活をされていますが、
ご自分からからこうおっしゃいました。
「生物を学んでみたいね。面白そうだ。」
その言葉に、私は深く感動しました。
学びへの意欲は、年齢ではなく“心の若さ”なのだと気づかされました。
歯科衛生士として感じた「学びの力」
この経験を通して、私は人間の「学びたい」という気持ちが
どんな状況でも希望を生むことを実感しました。
そして、歯科衛生士という仕事は、そんな人の人生の一部に寄り添える
とても尊い仕事だと改めて感じたのです。
だからこそ、私は歯科医院の現場で働く歯科衛生士や歯科医師に、
もっと「人と関わる喜び」や「やりがい」を感じてほしいと思っています。

しかし現実は──歯科医院の人材不足と離職の壁
けれども、現場では深刻な問題があります。
どの歯科医院(デンタルクリニック)も、
「採用したいのに応募が来ない」「採用してもすぐ辞めてしまう」
そんな声が後を絶ちません。

スタッフ不足によって心の余裕を失い、
本来の“患者さんに寄り添う医療”が難しくなってしまうこともあります。
私は、そんな現状を変えたいと強く思いました。
歯科衛生士の立場からできる「採用支援」
そこで私は、歯科衛生士の視点を生かした採用支援を行っています。
現場を知っているからこそ、ドクターの想いやスタッフの気持ちを理解できる。
その“橋渡し”をすることが、私の役目だと思っています。
採用支援では、以下のようなことを行います。
ドクターへのヒアリング:医院の理念や採用したい人物像を丁寧に引き出します。

求人媒体のフル活用:Indeed、ジョブメドレーなど複数の媒体を最適化します。

GBP(Googleビジネスプロフィール)・MEO対策で医院の見え方を整え、
求職者にも患者にも選ばれる医院づくりを支援します。

求職者フォロー:応募者が安心して面接や入職を迎えられるよう、コミュニケーションを重視します。

この3つの連携により、「採用したのに続かない」という
多くの歯科医院が抱える問題を根本から解決していきます。
離職を防ぎ、「ずっと働きたい」と思える職場へ
離職の原因は、給与や待遇だけではありません。
多くは「人間関係」や「コミュニケーション不足」。
そして、「医院の方向性が見えないこと」です。
だからこそ、採用支援では
「どんな医院にしたいのか」「どんな人と働きたいのか」を明確にし、
スタッフ全員が同じ方向を向けるようにサポートします。

現場で感じてきたリアルな悩みを知っている歯科衛生士だからこそ、
経営者にもスタッフにも寄り添ったご提案ができます。
人が育ち、人が輝く歯科医院へ
冒頭でお話しした100歳近い男性のように、
人には「いくつになっても学び続けたい」という力があります。
歯科医院も同じです。
採用・教育・定着というサイクルの中で、
医院そのものが“学び続ける組織”になることが、真の成長だと感じます。
採用に悩むすべての歯科医院(デンタルクリニック)の先生方へ。
人材は「見つける」ものではなく、「育て、守る」ものです。
私が全力でサポートします。
まずはお気軽にご相談ください。
【まとめ】
歯科衛生士としての経験から、採用支援の必要性を実感
現場を知る立場だからこそ、医院とスタッフ双方に寄り添える

GBP・MEOを活用して“選ばれる医院”へ
人材不足・離職の悩みを解消し、長く働ける職場づくりを支援

