【心あたたまる訪問歯科の現場】発達障害のエム君とのエピソードと、採用支援に込めた想い
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野球が大好きなエム君との出会い

障がい者作業施設での訪問口腔ケアの日。
そこには、私が楽しみにしている利用者さんがいます。
その名も――エム君(仮名)
20代の青年で、発達障害がありますが、しっかり者で、施設の“情報通”。
誰が休みか、誰が入院中か、風邪ひいてる人は誰かまで完璧に把握しています(笑)
しかも野球が大好き。
いつもタブレットでメジャーリーグを見ていて、先生が「大谷どうだった?」と聞くと、すぐに最新情報を教えてくれるのです。
「みんな呼んできてくれる」頼れるアシスタント

エム君は、ただの利用者さんじゃありません。
実は“準うちのスタッフ”でもあるんです。
「○○さん、次歯医者!」
「△△さん、歯ブラシとコップ持ってきて!」
と、まるで受付スタッフのように他の利用者さんを誘導してくれます。
施設のスタッフしっかり者にいろいろ用事を頼むこともあります。
そんな彼に、私たち訪問チームも毎回楽しませてもらっています。
少年のような笑顔に、ほっこり

長期休みが近づくと、エム君はちょっとウキウキ。
「次の土曜日から家に帰るんだ〜」と笑顔で教えてくれます。
「どうやって帰るの?」と聞くと、
「電車でね、○○駅で乗って、△△駅で降りるんだよ!」と得意げに説明してくれます。
「誰が迎えに来てくれるの?」と聞けば、
満面の笑みで「お母さん!!」
その瞬間、彼の表情がまるで小学生みたいで、胸がじんわり温かくなります。
女の子が好きなエム君、事件(?)発生

さて、そんなエム君。やっぱり男の子です。
そしてどうやら、女性が好きらしい。
私のような“おばさん”でも(笑)、さらに年上の女性でも(笑)、ストライクゾーンです。
ある日のこと。
先生と助手さんが別の施設へ移動し、私だけが残って口腔ケアを進めることに。
最後の利用者さんは――もちろんエム君。
いつも通り自分で上手に磨いてくれて、私は仕上げ磨きをしていました。
すると……なぜか私の手を“なでなで”。
「おいおい、エム君!それは違う(笑)」
はい、磨き終わり!と声をかけてうがいをしてもらい、部屋から出そうとしたのですが、
エム君、私の手を握って離さない。
「おいおい、エム君!終わりだよ〜!ほら、カラオケ始まってるよ!」
お部屋のドアは開いていたので、「エム君終わりました~!」と職員さんを呼んで迎えに来てもらい、一件落着(笑)
その後、先生に報告すると大笑い。
どうやら、施設の職員さんにも同じような“ひっつき事件”がよくあるらしい。
今では男性職員さんがしっかり見守ってくれています(笑)
訪問歯科は「人」が相手

このような現場では、毎回ちょっとしたハプニングがありながらも、心が温かくなる瞬間がたくさんあります。
でも――こうした素晴らしい現場を体験できる歯科衛生士や歯科医師は、実は少ないのです。
なぜなら、採用がうまくいかず、医院と人材がミスマッチのまま入職してしまうから。
結果、
「合わなかった…」
「人間関係がきつかった…」
「思ってた仕事と違った…」
そんな理由で1ヶ月以内に辞めてしまう人も多いのが現実です。
採用支援は“消費”ではなく“投資”

私はそんな現実を変えたくて、歯科医院の採用支援を行っています。
「ジョブメドレー」などの求人サイトを代行運用し、
医院の魅力を引き出した求人ページを作成したり、
求職者にスカウトメールを送ったりして、
本当にマッチする人材と医院をつなげる仕事です。
「そんなことで月10万円も払うのはもったいない」
そう思う先生もいらっしゃるかもしれません。
でも、それは“消費”ではなく“投資”です。
採用に失敗して何度も求人を出すより、
最初にしっかりとマッチする人材を採用できれば、
その投資はすぐに回収できます。
歯科業界を、もっと温かく

訪問歯科で出会う利用者さんたちは、本当に純粋で、優しい人ばかり。
エム君のように、ちょっとしたいたずら(?)で笑わせてくれることもありますが(笑)、
そうした一瞬一瞬が、私たちに「この仕事をしてよかった」と感じさせてくれます。
だからこそ、私は思います。
もっと多くの歯科衛生士や歯科医師に、
こうした現場の“あたたかさ”を経験してほしい。
そのために――私は、採用支援を通じて、
人と医院をつなぐ架け橋でありたいのです。
どうか、あなたの医院の採用を、私に任せてください。
きっと、“エム君のような笑顔”に出会えるスタッフを見つけてみせます。

