訪問口腔ケアで出会った「おーくん(仮名)」と学びの時間
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私は以前、障がい者作業施設への訪問口腔ケアを行っていました。今回は、30代で発達障害のある「おーくん(仮名)」との出会いと、そのケア体験が教えてくれたこと、そして私がこの分野で人材支援を行っている理由についてお伝えします。
おーくん(仮名)とのケア体験

「おーくん」は坊主頭の30代男性、発達障害を抱えています。作業施設の椅子に座って口腔ケアを行うとき、彼は頭が後ろへ行ってしまう傾向があり、自分の手で頭を支えながら座っているのが日常です。
彼自身で歯磨きをする際には、「ブラッシング圧」がとても強く、歯ブラシの毛がすぐバサッと開いてしまうほど。手の動きもスムーズではなく、歯ブラシを歯に当てづらそうなときは、私がそっと手を添えて「お手伝い」します。
仕上げ磨きのとき、彼は「線路は続くよどこまでも」を歌いながら応じてくれます。その歌声に、ケアの時間が緊張だけでなく“共に過ごす時間”になります。
また、舌苔が非常に多く付いており、毎回できる限り除去を試みますが、すぐ嘔吐反射が出てしまうため、少しずつ慎重に進めています。

そして今日はやる気がないと施設のスタッフに聞いた日は、おーくんに直接聞きに行ってみます。
「今日は歯磨きする?」と尋ねると、「やぁーだぁー」と抵抗。そんなときは無理せずに「今日は次回にしようか」と臨機応変に対応。
施設内の彼お気に入りのキャンプ用チェアに座って、ゆったりと時間を共有することを選びます。
ケアを通して学んだこと・感じたやりがい
このような訪問口腔ケアにおいて、私は多くのことを学び、また多くの喜びを感じています。
まず、“純粋で素直な”障がいを持つ方々から、私は癒やされ、教えられています。おーくんのように、表情や動きからその日の気分が伝わってくる。彼らと過ごす時間は「ただケアをする」だけでなく、「その人に寄り添う」時間です。

次に、作業施設で働くスタッフの方々からも学びがあります。ハンデを抱えている、利用者の方々と向き合い、支援を続けておられる姿には、歯科衛生士としても大いに刺激を受けます。
こうした経験は、私自身の職業観を深めます。「通院が難しい」「手がうまく動かない」「気分が乗らない」といった状況でも、お口のケアをあきらめずに“その場でできる工夫”を考える。これこそが訪問口腔ケアの醍醐味だと感じます。
訪問歯科・口腔ケアの現状と課題
実際、障がい者施設や在宅の方への訪問歯科・口腔ケアは、確実に役割が大きくなっています。
例えば、身体・知的障がいをお持ちの方の施設訪問では、ケア・治療・口腔機能維持の観点から、歯科医師・歯科衛生士による訪問サービスが行われています。

しかし、人材の面では依然として“訪問できるドクター・衛生士が少ない”という課題があります。
特に、障がい者施設向けの口腔ケアには専門的な配慮や多職種連携が求められ、チャレンジングな現場でもあります。
そんな中、「この仕事をやってみたい」という意欲ある衛生士・歯科医師が確かに存在すると私は思っています。ですが、その“マッチング”がなかなか実現しにくいのが現状です。
私が「採用支援」を始めた理由
私は、歯科医院の求人サイト運用代行・採用支援を行っており、外来に限らず、訪問歯科・口腔ケア分野において「人材が入らない」「情報が届かない」というお悩みに直面されている先生方を多く見てきました。

「訪問口腔ケアにチャレンジしたい」という衛生士・ドクターと、障がい者施設・訪問歯科をしてくれる歯科医師や衛生士を求める医院をつなげること。
これは、利用者の方々にとっても、歯科医療者にとっても、施設にとっても益のあることです。
ブログを読んでくださった先生方には、初めてのお問い合わせの際このブログのタイトルと言っていただき、読みましたとお伝えください。そうしましたら、この採用支援を、特別価格(月額5万円)にてお受けしております。
最後に:一緒に考え、動きましょう

おーくんとのケア体験から、私は「口腔ケアとは技術だけでなく、人と人との関係の中でこそ輝く」ということを強く実感しました。
椅子に座る彼を支え、歌を歌いながら仕上げ磨きをする。その一瞬一瞬に、小さな信頼関係の積み重ねがあります。
障がいを抱えながら日々を送る方々、そしてそれを支えるスタッフの方々。
その双方から私たちは学び、励まされます。訪問歯科・口腔ケアの現場には、想像以上に深いやりがいがあり、未来を変える可能性があります。
もし、あなたが歯科衛生士として「在宅・施設・訪問」というフィールドに興味を持たれているなら、一歩を踏み出してみてください。
そして、医院・施設・人材がつながる場を一緒に築きましょう。お声がけ、お待ちしております。

