エスくんとの温かい時間が教えてくれた「採用支援の本当の価値」

障がい者施設で出会った、心を癒すエスくん

私は訪問口腔ケアで、障がい者作業施設に行っていました。
そこにはたくさんの個性豊かな利用者さんがいて、毎回あたたかい時間を過ごさせてもらっています。
その中に、ダウン症のエスくん（仮名）という男性がいます。

エスくんは、おっとりしていてマイペース。
でも、とても協力的で、いつも穏やかな笑顔を見せてくれます。
歯磨きをする部屋に行くと、誰よりも早く来て待っていることもあります。
先生が「お！やる気満々だなエス君！」と言います。私の心まで温かくなります。

一緒に歯磨きをする時間

口腔ケアの時間になると、まずはエスくん自身に歯を磨いてもらいます。
けれど、手の動きがゆっくりで、なかなか思うようにブラシが動きません。
そんなときは、私がそっと手を添えて、一緒に動かします。
「今度は右、今度は左、いちにさんし・・・」と声をかけながら、二人でリズムを合わせて磨く時間。

その姿を見ている施設のスタッフさんたちも、いつも穏やかな笑顔です。

磨き終えたら、一度洗面台でうがいをしてもらいます。
ただ、エスくんの“うがいタイム”はとても長いのです。
止めないと、いつまでもぶくぶくぶくとやり続けてしまいます（笑）。
そんなところも、なんとも微笑ましくて、愛らしい姿です。

少年のような帽子とグータッチ

エスくんはいつも、キャップを後ろ前にかぶっています。
その姿はまるで少年のようで、見ているだけでこちらも笑顔になります。

仕上げ磨きのときも、ちゃんと口を開けて協力してくれます。
ときどき、磨いている途中で急に手を上げて“グータッチ”を要求してくるのです。
「今かい！」と思いながらも、グータッチをすると、満足そうにニコッと笑う。

その瞬間がたまらなく愛しい。
こんな温かいやり取りが、訪問口腔ケアの現場にはあふれています。

エスくんの優しさと、人とのつながり

施設に到着すると、エスくんはいつも玄関でお出迎えしてくれます。
そして、私たちの道具を運ぶのを手伝ってくれるのです。
その気遣いが自然で、本当に優しい心の持ち主だなと感じます。

先生と会うと、ハグをして挨拶。
施設のスタッフさんたちとも、ハグを交わしている光景をよく見かけます。
その姿を見るたびに、人と人とのあたたかい関係性に心がじんわりします。

エスくんは、言葉以上に“優しさ”でコミュニケーションをとる人。
そんな彼と過ごす時間は、私にとっても心の癒しの時間です。

歯科衛生士・歯科医師にも、こんな経験をしてほしい

私は、こうした訪問口腔ケアを通じて、
「歯科の仕事は、ただ歯を磨くだけじゃない」と強く感じています。

人の人生や、心に寄り添える仕事。
患者さんと関わることで、人として成長できる仕事。

だからこそ、この素晴らしい経験を、もっと多くの歯科衛生士さんや歯科医師さんにもしてほしいのです。

けれど現実には、
「人材不足で訪問に行く人がいない」
「せっかく採用しても、すぐに辞めてしまう」
そんな悩みを抱える歯科医院が非常に多いのです。

“合う人材”がいないと、せっかくのチャンスを逃してしまう

訪問歯科や障がい者施設でのケアは、特殊なスキルが必要な分野でもあります。
しかしそれ以上に大切なのは、人柄や相性です。

やさしく、相手のペースに寄り添える人。
チームとして協力し合える人。

こうした“その医院に合う人”を見つけることが、採用の最大の鍵になります。
でも、そこが難しいのです。
求人を出しても応募がこない、応募が来てもすぐ辞めてしまう――
そんな医院を、私はたくさん見てきました。

だから、私は「採用支援」をしています

私は、歯科医院の採用を専門にサポートしています。
例えば「ジョブメドレー」などの求人サイトを活用し、
スカウトメールの送信、求人ページの改善、応募後のフォローなどを代行します。

求人サイトをうまく活用できていない医院が多いですが、
ほんの少しの工夫で応募数は何倍にも増やせるのです。

「そんなことに月10万円もかけるなんてもったいない」
そう思われる先生もいるかもしれません。

でも、それは無駄な消費ではなく“投資”です。

採用は“投資”。最適な人材が見つかればすぐに回収できる

採用支援にかける費用は、すぐに結果を出すための投資です。
なぜなら、最適な人材が見つかれば、
医院のチームが安定し、生産性も上がり、患者さんからの信頼も高まります。

たった1人の人材が、医院全体を変えることがあります。

そして、その採用がうまくいけば、
その“投資”は短期間で回収できるのです。

最後に——人と人をつなぐ採用で、温かい医療を

私は、エスくんのような利用者さんとの出会いを通じて、
「人との関わりこそが、医療の本質」だと実感しています。

だからこそ、
その温かい時間をもっと多くの歯科衛生士さん・歯科医師さんに味わってほしい。

採用のミスマッチをなくし、
医院と働く人、そして患者さんが幸せになれるように。

そんな思いで、私は採用支援を行っています。
もし、「採用がうまくいかない」「人が定着しない」と悩んでいる先生がいらっしゃったら、
ぜひ一度ご相談ください。

あなたの医院にぴったりの人材を、一緒に見つけていきましょう。